支援職者への応援

Supportes'Anonymous

(支援しあう仲開たちの回復への8つのステップ)

① 私は認めます。

 私は、支援者として振る舞う自分に対して無力であり、押し付けの支援をどうすることもできなくなったことを認めます。私には、ともに支援の仕事を行う様々な職種の仲間の力、当事者自身や、当事者をとりまく家族・友人・関係者の力が必要です。

 私ひとりでは仲間の回復を十分に支援することができません。ひとりではサポーターとしての役割を果たすことができないことを認めます。それによって助けを得ることができます。もはや私はひとりではなく、孤独ではありません。

② 私は信じます。

 今や、私は信じるようになりました。自分自身の中に内なる力(パワー)が備えられていて、この地上でともに生きる仲間を助けようとする時に、その力が働くということを。

③ 私は受け入れます。

 これまで、自分ひとりの力で何とかしようとして、支援の中でもがき苦しみ不安になり、「当事者にとって最適の支援を行えなかったのではないか」、「自分の判断や言動が当事者に害を与えたのではないか」と自分を責め、時には「自分の関わりがよかったからよくなったのだ」と思いあがり、様々な感情に翻弄されてきたことを受け入れます。

 また、単に自分の中で受け入れるだけではなく、様々な体験や思いを持ちながら支援を行う仲間と語り合い、わかり合うことの大切さと可能性を信じるようになりました。

④ 私は選びます。

 私は、仲間とともに回復の道を歩み、互いに支援し合い、幸せであろうとしています。私はそのような自分の選択に対して、十分な責任を持ちたいと思っています。そして、それが生きがいのある毎日を過ごすためにとても大切な選択であるということが、心の底からわかっています。

⑤ 私は許します。

 私は、今までしてきた自分の過ちを赦し、弱さを受け入れます。同時に、私は今まで様々な方法で私を傷つけたり害したりしてきたあらゆる人々を赦します。そして、私自身をそれらのとらわれから解放します。

⑥ 私は理解します。

 今や、私は自分をくじけさせる考えやそれに基づいた行動が、私の失敗、恐れ、不幸を起こしてきたことを理解します。そして私は、今までのパターンを根本的に変える準備ができています。これによって、私の人生と、仲間との関わり方は変わるでしょう。

⑦ 私は決心します。

 私は、私を超えた内なる力(パワー)に自分と仲間の人生や、回復の道のりをゆだねる決心をしました。今までの私たちの関わりのすべてをありのままにゆだねます。それによって私たちが深いところで変えられることを願います。

⑧ 私は伝えます。

 私は互いに支援をし合うという貴重な体験を通じて学んだ生き方を、メッセージとして仲間や家族、そして社会に伝えていきたいと思っています。


 オズの魔法使いのオズのように、偉大さ・有能さの幻想を背負うとき、人はたいそう孤独に陥り、自分一人で目の前の人を支えなくてはならない、と頑なになります。

 孤独を和らげる鍵は、より一層偉大になったり能力をあげたりすることよりも、自らの弱さや一人では支援できない無力さを認め、仲間の存在に気づくことにあるようです。今、ここにいる自分のままでリラックスして参加していただければと思います。AC当事者研究会では、AAに倣い8つのステップを輪読し、ひとつのステップに関してそれぞれに語り思いや体験を共有しています。

 場が温まってくると、その場で共依存症や支援者としての当事者研究に発展することもあります。参加者のひとりひとりが当事者のサポーター(助演者、共演者という意味もあるそうです)として生き生きと、喜びとつながりを感じながら支援の仕事ができれるようにと応援します。

どうぞ、一緒に楽しいひとときを過ごしましょう。

AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
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