安全への配慮
グループに参加するメンバーの目標は、「自分自身の心や平穏や人生に責任を持つこと」です。
それでも、AC(アダルト・チルドレン)は、心に傷を負っており、さらに傷つくことを恐れています。
なので、グループを進行する際には、いくつか安全への配慮を設けています。
1 グラフィックレコーディングの活用
仲間の目線が、話者に集中しないように、当事者が語った苦労はホワイトボードに描きます。
その際グラフィックレコーディングを活用し、仲間の目線がホワイトボードに集まるようにします。
2 アノニマスネームの使用
苦労を語る個人が特定されないようにアノニマスネームを使用します。
そして、研究する際は、特定の個人と苦労を切り分けるために、ぬいぐるみ人形を使用します。

3 トーキングスティックの活用
お話を途中で遮ることのないようにトーキングステックを活用します。
お話をする権利があるのは、トーイングスティクを持っている人だけです。
それ以外の仲間は、お話が終わるまで口を挟まずにいます。

そして、仲間が分かち合われたことは、研究の成果としてデータベースに登録のうえ、ホームページ上に公開する他は、外に持ち出すことをしません。その人のいない場所で、仲間の話はしません。
その必要があるときは、私を主語とし、自分の体験のみに限定します。