8月31日のミーティング:ボートの中に悪魔がいる
8月31日のミーティングは、参加者3人で、読み合わせは、第9章「ボートの中に悪魔がいる」P95からP99まででした。いつものように、その内容を振り返ってみます。
【私はこの章が特別に好きです。】
あなたは陸からはるか彼方の沖で船の舵をとっている。デッキの下の見えないところに恐ろしげな悪魔の群れが潜んでいる。その悪魔とあなたは契約を結んでいる。あなたが船を目的なく漂流させている限り悪魔はデッキに上がってこず、目に触れることはない。しかしいったん船を陸に向ければ、彼らはデッキに押し寄せてきて、「お前をズタズ夕に切り裂いてやる」と脅しをかけてくる。
【この本の中で、悪魔とは「思考、感情、記憶、衝動、感覚」と例えで、悪魔たちはあなたが人生を価値ある方向に向けようとすると、直ちに、繰り返し現れ邪魔をする。】
心は、私たちが何か新しいことを始めると、決まって警告を発する。「失敗するかも」「ミスするんじゃないだろうか」「拒否されるかも」。心はネガティブ思考やおぞましいイメージ、いやな思い出、様々な不快な感情や感覚によって私たちに警告を発する。そしてあまりにしばしば、私たちはこうした警告に従い、行きたい方向に人生の駒を進めるのをあきらめてしまう。岸に向かうよりも海をさまよう方を選ぶのだ。
ある人はこれを「コンフォートゾーンに留まる」と呼ぶが、これはあまり良い表現ではない。なぜならそれは少しもコンフォート(安楽)ではないからだ。それは「ミザリー(惨めな)ゾーツ」あるいは「人生のチャンスを逃すゾーン」と呼ばれるべきだ。
本書の目的のひとつは、悪魔たちの特殊効果を見抜き、そのありのままの姿を見ることだ。そうすれば彼らはもはやあなたを脅かすことができない。
【この特殊効果というのは、映画「オズの魔法使い」に登場するオズがやっていることと同じです。】
そして、次の質問があったので、メンバーと一緒にワークしてみました。

1.苦痛な思考や感情が邪魔しないなら、自分の行動はどのように変わるだろう?
2.時間とエネルギーを厄介な感情に費やさなくてすむとしたら、どんなプロジェクトや行動を始めるだろうか?
3.恐怖が問題ではなくなったら、何をするだろうか?
4.失敗の思考に阻まれないとしたら、何をするだろうか?
四つの質問について考えた時、どんな厄介な思考やイメージが現れただろう?自分が傷つくところを視覚化しただろうか?心はあなたに「これは望みがない」「難しすぎるよ」と言うか、あるいは「お前は変化を起こせない、なぜならあまりに弱い/無力だ/落ち込んでいる/不安である/愚かだ/愛されないからだ」と言っただろうか?
これらの邪魔な思考やイメージのリストを作り、一日に5分間、それを脱フュージョンするトレーニングをしよう。トレーニングは成功のカギだ。これらの思考をあるがままに見れば見るほど、それがあなたの人生に及ぼす影響は減っていく。