8月23日のMT結果:変化の影響を与える能力
8月23日のミーティングは、定番の男性3人で行いました。読み合わせは、第三の魔法「変化をおそれない」の中段部分P137~144まで進めました。
では、要約と振り返りです。
■ 無気力が最も危険
誰だって、変化を起こせないと思ったら絶望的になります。人には、疑念や恐怖を振り払って立ち直る力、希望、精神力が必要なのです。
「自分には変化を起こせる力がある」と信じて欲しいものです。
※※過去を他人は変えられません。変えられるのは自分自身だけです。そして、自分が変われば周囲の環境や人々、つまり結果として世界が変わります。※※
※※私自身はそれを強く信じています。ですから、他人(仲間)が変わる環境をいかに提供するかを人生のテーマとして取り組んでおります。その目的を達成する手段として、グループホームの経営を目指し、現場で働き経験を積んでいます。※※
■ 広告宣伝(CM)やSNSに騙されない
「今のあなたでは不十分です。だから○○すれば豊かになります。これが理想です。」と、雑誌の広告やテレビのコマーシャルから、映画、音楽に至るまでのものが、容姿、服装、体重、セックス、子育て、家、車など、何から何までも事細かに押しつけてきます。その力は圧倒的で、完璧にシャットアウトできる人は少ないのです。
■ 騙されないためのポイント(見る目を養う)
1 いま、自分が見ているものは現実ですか?
このイメージが表わしているのは実生活なのか、それとも、ファンタジーですか?
2 このイメージは、自分らしくイキイキした人生を反映していますか?
あるいは、自分の人生、体、家族、人間関係を、会社の利益や商品を購入させるために利用しよう としているだけかもしれません
3 このイメージを見て自分自身を嫌いになったり、何かが欠けているように思ったら、いったい誰が得をするでしょうか?
■ 恥に対するイメージを克服して見る目を養う
恥ずかしさは、言わばカメラのズームレンズのようなものだといえます。ズームーインして欠点だけを拡大し、自分のことしか見えなくします。
「ウェストのお肉がはみ出しているのは私だけ?」
「だらしなくて、うるさくて、世間体の悪い家族がいるのは私だけ?」
「パートナーを持って居なかったり、夫とセックスレスになっているのは私だけ?」
「私はどこかがおかしいのね。一人ぼっちだわ」
逆にズーム・アウト機能を使えば、まったく違った図が見えてきて、同じように悩んでいる人がたくさんいることに気づきます。自分は一人きりではないのです。
「えっ、あなたも?!みんな同じですね。悩んでいるのは私だけかと思っていました!」
一歩下がって全体像を見れば、自分は不十分だと思わせるメッセージや期待を現実的な目でチェックできるのです。※※自助会の作用とは、まさにこれです。自分だけが特別におかしいと思っていたことを、仲間に出逢い、ミーティングに通い続け、仲間の話を聞き、自分のことを語ることです。自分自身や自分の世界を見る
目が変化していきます。
合い言葉は「自助会に参加している周りを見回そう!!」です。※※
■ 広告に騙されない
広告は年間2千億ドルを超える規模の産業です。私たちは一日に3千以上の広告にさらされているのに、ほとんどの人が広告には影響されていないと信じています。
しかし、広告は製品よりも多くのものを売っています。価値観、イメージ、成功、価値、愛情、性、人気、"正常・異常"の概念-あなたはどんな人間か、どんな人間になるベきかを語り、時には依存症さえ売りつけようとしています。■ 鈍感になることに依存する
ネガティブな感情による心の痛みを避ける行動がどのように「鈍感依存症」とかかわっているのか。
1 ほとんどの人が、意識的、無意識的にかかわらず、弱さ、痛み、不快感に対して鈍感になり、苦痛を 和らげるための行動をとる
2 慢性的、強制的に、感情を抑え、苦痛を和らげようとしはじめたら「鈍感依存症」といえる。
3 特定の感情に対してだけ鈍感になることはできない。ネガティブな感情を受け入れないと、ポジティブな感情も感じとれなくなる
強烈なマイナスの感情はとても尖っていて、まるでトゲの先端のように感じるでしょう。
不快感だけでなく痛みさえ感じますから、こうした感情を予想したり恐れたりするだけで、耐えがたいほどの自分の弱さを思い知るのです。
しかし、これは誰にでも必ず起こること。
■ そして依存症となる
私たちの多くは、自分の弱さや心の痛みを感じると、その不快感を受け止めず、振り払おうとします。とにかく即効性のある手段を総動員して、感覚を麻痺させるのです。
方法はさまざまです。アルコール、食事、セックス、人づき合い、お金、仕事、人の世話、ギャンブル、慌ただしい生活、浮気、買い物、今後の計画、完璧主義、絶え間ない環境の変化、インターネット、薬物などに逃げこみます。
つらいことが起こると、多かれ少なかれ誰もがこのように何かに逃げるのですが、この反応が慢性的、強制的になってしまったら依存症といわれるでしょう。
※※ しかし、依存症になった人のことを否定するものではありません。ある瞬間に耐えられない刺激を麻痺させることで自分を助け、そうすることで生き延びようとしてきたのかも知れません。依存対象に頼らなければ生き残ることが出来なかったと言えます。※※
■ 自分らしく生きる
自分らしく生きている人たちは、鈍感にはならないと決めています。
彼らは「鈍感に生きることの危険性」がわかっており、自分の弱さを痛感する体験でさえしっかりと受け止める術を身につけているのです。
※※ 私は、最近映画「君たちはどう生きるか」を見ました。私は鈍感になるよりも、繊細で鋭敏な感覚を
ごまかさずに、活かす方を選びます。※※
【当事者研究】
定番のメンバーが揃うと、誰か一人の悩みを整理したり,掘り下げるよりも雑談の方が多いようですが、
それでも、自分のことを語る場があることはとても価値あるものだと信じています。
Y氏:職場でに人間関係の悩み
R氏:中間施設での人間関係、顔面(片側)麻痺のこと、これからの仕事のこと
N氏(私): グループホームという職場環境の理想と現実のギャップについて、今の職場に留まるべきか、飛び出すべきか悩んでいます。決断ができません。
それぞれの分かち合いが済んで、少し時間が余ったので高校野球の決勝戦について雑談をしました。
☆☆ 次回のミーティングは、8月30日です。