7月5日のMT結果:「人がどう思うか」より「自分はどうしたいか」
7月5日のミーティングは、新しく参加した女性1名を加え5人で行いました。
読み合わせは、「悩み」や「不安」を希望に変える魔法のルールその1「人がどう思うか」より「自分はどうしたいか」100ページから104ページの6行目まで進めました。
それから新しいお人形が増えました。ニックネームは”内なる悪魔のベッキーちゃん”です。

では、読み合わせ内容を要約のうえ振り返ります。
■ ありのままの自分
人はよく、人生を逆方向に歩もうとします。最初からもっとたくさんのもの、もっとたくさんのお金を手に入れようとし、それからやりたいことをやり、幸せを手に入れようとしているのです。
ところが、実際の流れは正反対。まず、ありのままの自分になり、次にしかるべき努力をしてこそ、欲しいものが手に入るのです。
-マーガレットーヤング(歌手)
ファシリテーターである私自身の好きな言葉に「ワクワクすることをしていれば、自然とお金や人はついて来る」があります。
だからこそ、忠誠心や自己犠牲心はよくよく考えて頂きたいものです。
■ 「本当の自分」は、毎日の選択の積み重ねでつくられる
・「本当の自分になっていくんだ」という選択
・「正直でいよう」という選択
・「仮面をかぶるのではなく、本当の自分を表に出していこう」という選択
※ ありのままの自分は、そうあることを選びさえすれば手に入れることができる。
ただし、「相手に合わせ」「相手を喜ばせる」ことが推奨される文化の中では、"素の自分"でいることはなかなかのハードルでもあり難しいものです。
■ 「ありのままの自分」を受け入れるとは?
・ 自分の「境界線」を決め(「これはできるけど、それはできない」という線引き)、自分の欠点と弱さを受け入れる勇気をもつ
・ 人はみんな、強さをもちながらも苦戦していることを認識し、思いやりを身につける
・ 自分は今のままで十分だと信じ、その信念によってのみ得られる思いやりや信頼関係を育む
■ 「いまの自分じゃダメだ」という悪魔の声に立ち向かおう!!
いつもあなたをあなた以外の人にしようと躍起になっている世の中で、本当の自分になることは、人間が耐えうるもっとも苦しい戦いに挑むこと。そしてその戦いは永遠に続くのです
E・E・カミングズ(詩人)
このように、ありのままの自分を保ち続けることは、勇気が必要です。
※ 周囲の人からも自分自身からも激しい抵抗を受けることが予想されます。
それでも、現状を打破できるのは、ありのままの自分を表に出す「行為」ではなく、ありのままの自分を表に出すと決意する「勇気」なのです。
■ うちなる悪魔の囁き(攻撃)に立ち向かおう
「自分ではいいと思っていても、人がそう思っていなかったらどうする?」
「ダメなところがバレて、嫌われたらどうする?」
「友だち、家族、同僚は完璧なあなたのほうが好きかもしれない……あれこれ気を遣うあなたのほうが よかったんじゃないのか?」
■ 周囲の人の声による抵抗
自分らしさを押し出せば、押し返されることが想定されます。。陰口を言う人もいます。
相手との関係がこじれ、寂しい思いをするかもしれません。本当のあなたが口を開けば、残酷で腹が立つ反応が返ってくることもあります。
そして、それらを想定の範囲内として予測していれば、対処方法も見つけることができます。
※ 内からも外からもさまざまな抵抗を受けますが、それは回復に向かう好転反応であったり、副反応
であったりするのですから。

【当事者研究】
今回はニューカマーの女性が居たので、他のメンバーからは、自分が抱える問題やそうなった経緯を
分かち合いました。
ニューカマーのMさんは、
「シングルマザーです。現在、18歳の娘は入院中です。親はアル中でした。
今までは他人のお世話をすることや仕事上の問題解決に一生懸命だったので、自分自身と向き合うことなど
ありませんでしたが、最近カウンセリングを受けたきっかけで自分にもACの問題があるのではと思うように
なりました」と分かち合ってくださいました。
※ そして、当会における当事者とはMさん自身であり、精神疾患のある娘さんをどうするかをテーマにするのではなく、そんな娘さんに対する自分自身の思いや気持ち、振る舞いに焦点を当て続けることを確認しました。
さらに、Mさんが語ってくれた言葉の中に、オールドタイマーとしての私の心を揺さぶり共鳴するキーワードをいくつも拾うことができたことに感謝しています。
「ADHDの衝動性が、行動力としてプラスに作用している」
「他人の顔色を見てしまうが、それは察する(先読み)する力となっている」
「自分がどうだことだではなく、起きている問題を解決することばかり考えてきた」
「だから社会的には適応しているし、評価も受けている」
「しかし、全てが自分の責任であると考えてしまいしんどさを感じることもある」
「関係性が遠い人であれば程よい距離感を保つことができるが、近い人にはそうはいかない
ついに自分を基準にして、なんで分かってくれないの、思いやれないの、私のことをもっと
分かって欲しいなどとドバっと重荷を与えてしまうことがある」
※ 確かに若いころであれば、自分のがんばりだけで何とかなってきたのかも知れませんが、年齢を重ねると意志に心(潜在意識)や身体が付いてこないことが出てきます。
だからこそ、境界線や限界を設定したり、自分の弱さをさらけ出し助けを求めてみる勇気が必要なのかも
しれませんね。
★ 次回のミーティングは、7月13日に行います。