7月19日のMT結果:完璧でなくマイベターを
7月19日のミーティングは、男性2名で行いました。読み合わせは、魔法のルール2「完璧主義」は捨てていいのP114から119まで進めました。
では、要約と振り返りです。
本の読み合わせの前に、仲間に「完璧」という言葉から連想するもの、過去に完璧という言葉を使ったときの思い出を尋ねました。
アダルトチルドレンの多くは、自尊感情の低さから「自分は完璧主義者ではない」と口にされますが、
完璧主義とは怖れをを抱える者の代表選手です。
つまり、他者の評価を気にしすぎているのです。
世の中に無いものに「完璧」や「絶対」があるのです。では、完璧主義を手放す理由について見ていきましょう。
とても大変だけれど、とても素晴らしいこと―――それは、完璧であろうとせず、ありのままの自分になろうとすることです。
アンナ・クィッドレン(コラムニスト)
「完璧主義の裏には必ず羞恥心が潜んでおり、事実、羞恥心は完璧主義のもとになっています」
羞恥心・・・・恥ずかしい思いをしたくない。
ここがポイント。
完璧は、目指すべき目標でもなければ、成長でもありません。完璧主義とは、完璧に生き、完璧に見られ、完璧に行動したら、非難、批判、恥を最小限に留めたり避けられたりするという「守りの信念」のことですが、そのような状態はあり得ないのです。それを目指していれば、自分が苦しくなって当然です。
■ 完璧主義は自己成長とは違います
完璧主義の核心は、「評価されたい」や「認めてもらいたい」ということ。ほとんどの完璧主義者は、目標の達成や功績(成績、礼儀、ルールの順守、愛想のよさ、容姿、スポーツの出来など)を褒められながら育っています。または、そうするように指導を受けています。
この危うい考え方を身につけていれば「私は成し遂げた結果やそのやり方で評価される。こうした期待に応えねばならない。人を喜ばせ、演じ、完璧にこなそう」という考え方になってしまいます。
健全な努力は、他人にではなく、「自分自身」に焦点を合わせます。どうしたら成長できるだろうかと考えます。
■ チャンスを逃す人の"残念なパターン"
完璧にこだわっていると、知らずしらずのうちに、抑うつ、不安、依存症、そして無気力へとつながっていきます。「無気力」とは、完璧にこなせない自分を不安に思うあまり、あらゆるチャンスを逃してしまう状態のこと。失敗やミス、人をがっかりさせることを恐れ、身動きがとれず、小さな夢ですら追えなくなってしまいます。
完璧主義が、よくない理由は、完璧なものなど世の中に一つも存在しないからでず。完璧とは永遠に手に入らないゴールなのです。また、完璧主義は「人から完璧だと思われたい」という期待に深くかかわっています。
しかし、こんな期待は実現不可能ですね。どれほどの時間をかけ、エネルギーを費やしても、「相手がどう思うか」はコントロールすることができません。
完璧主義の中毒性とは、恥ずかしさ、批判、非難などのネガティブな感情をいつも感じていると、「自分が完璧ではないからいけないんだ」と思いこむことにあります。
※ 実際、誰でも恥をかき、批判され、非難を浴びます。あるいは、それを恐れています。
完璧主義者はこうした機会が多く、そのたびにこんなふうに自分を責めます。
「自分が悪いんだ。完璧にできないからこんな思いをするんだ」と。
完璧主義を克服するには、羞恥心、批判、非難は誰もが味わい、みんな傷つくことがあるのだと認識しなければなりません。
人間にとって、成長することは大切ですが、完璧になろうとする必要はありません。不完全な自分自身を愛し、思いやれば、自分の欠点も受け入れられるようになります。
【当事者研究】
後半の当事者研究では、46歳と57歳の独身男性の日常について語り合いました。
その日常とは、
・ 薄毛(円形脱毛症)に悩んでいること
・ 合コンに参加したけれど、交際相手を得られなかったこと
・ アダルトビデオを見ながらの自慰行為に耽っていること
・ オナホールの素晴らしさとそれに取り憑かれた際の問題点??
・ 出会い系サイトとマッチングアプリに違い←実はどちらもお金がかかる
などです。
ファシリテーターの私は禿がひどくなっているので、仲間の薦めにより、海外で
効果が実証されていると言われる薬を個人輸入することを決めました。
男2人の対話では、これといった解決方法を見出した訳ではありませんが、会話を
続けることに意味があります。どんなお話でも、遠慮や恥じらいなく自由にできることが
私たちのミーティングの良いところだと自負しています。
※ 次回のミーティングは、7月26日 です。