5月31日のMT結果:他人軸の失敗体験
5月31日のミーティングは、男性3人で行い。読み合わせは、76ページまで進めました。
読み合わせ資料では、著者ブレネー・ブラウンのトークショー登壇に関する過去の失敗体験とそれを克服し、成功体験を手にした経過が書かれています。
自分の信念を曲げて他人に合わせた公演発表をしたときの失敗を克服し、大舞台でも自分を曲げることなくあるがままの自分をさらけ出したことで高評価を得たという成功体験です。
では、私が大切だと思うフレーズをいくつか抜き出しておきます。
◇ 「成長を邪魔するもの」に向き合わなければ、人は幸せにはなれない。
誰だって不快になりたくないのはわかります。幸せを手にするために、手っとり早い「秘訣」を知りたいのでしょう。私だって面倒なことは省けたらいいと思いますが、それでは何の効果も出ないのです。
◇ 心の中にある"暗闇"を理解しているから、明るさや生きる意昧を見出す研究ができる
◇ 人生の足を引っ張る感情――主な三つは、「羞恥心」「恐怖」「弱さ」
◇ 人生の泥沼を抜け出す方法
何より大切なのは、原因を明らかにすること。――なぜ、向こう岸をただ見つめながら立ち止まっているのか。実際、じっとしているのは、重い足取りで少しずつ進むことよりはるかに苦しいものなのです。
◇ 人生を邪魔するものについて考える
人はちょっとイライラしたり不安になったりすると、体にいい食事のことなど考えもせず、ジヤンクフードをほおばって、襲いかかってくるネガティブな感情をもみ消そうとします。
そんなときはこそ、自分の心に向き合う必要があるのです。
なぜ、体調を壊すまで食べるのか。
なぜ、限界を超えるほど働くのか。
なぜ、感覚を鈍らせて痛みを避けようとしているのか。
なぜ、ベストな行動を知りながら実践せず、イライラし、自信を失ってしまうのか。
なぜ、どこか別の場所にある「自分の価値」を、がむしゃらに探し続けようとするのか。
【要するに、対処療法では、根本原因に取り組むってことのようですね】
【当事者研究】
今回は、メンバー3人がそれぞれの体験を分かち合いました。
〇 Y氏の体験
グルメ家のYさんは、今回2つのお店を紹介しつつ、そこでの体験を語ってくださいました。
ひとつめは、博多区吉塚にあるキッチンポワレ
エビフライがとても美味しいそうです。自称アルコール依存症のY氏は、このお店でワインの
フルボトルを注文したところ、店主からハーフにしときなさいと言われたそうです。
それでもエビフライなどの料理がとても美味しく、お肉もまろやか、そんなことを他のお客さんと
会話しながらワインを飲んでいるとボトルが空になったそうです。
そしたら、店主が、別のワインをサービスしてくれたそうです。
この体験から得た自分の強みは、会話することだ。自分らしくないことやできないことを克服しようと
努力するよりも自分の強み(長所)を活かしていきたい。
もうひとつのお店は、中央区大手門にあるHAKKO食堂
ぬか漬けなど売りの人気店、そして人気の秘密は巨乳の3姉妹がサービスをしてくれること。
この店では、料理についてよりも、店員の女性の思い出をニマニマしながら語ってくれました。
※ ファシリテータの私は、そんな彼にイメージ療法を使ったちょっとしたいたずらをしました。
まずは、HAKKO食堂の3姉妹を思い浮かべてもらい、そのタイミングで、牛が出てくる焼肉
たれのCMの歌いました。
これは、せっかく美女の余韻に浸っている彼のイメージを別のものにすり替えアンカーリング
するものです。 「サンサンサンサンバン〇館 焼肉焼いても家やくな!!」
普段は、ネガティブなものをポジティブなものにイメージを変え、アンカリング(錨を下ろす)
のに用いるのですが、気心のしれた仲間には逆のことをして遊ばせてもらいました。
〇 R氏の体験
数か月前から右顔面麻痺の症状が出ているR氏
彼は、その麻痺の理由について、作業所での作業が多すぎてやりすぎが原因だと語る。
この病気がそれを教えてくれているのではないか。
同じく作業所に通う仲間のスリップ(問題飲酒行動など)が増えている。
自分の顔面麻痺をきっかけに作業所の在り方を考える機会にして欲しいなどと
語ってくれました。
※ 当事者研究の理念に「病気は、治すよりも活かせ」とあるのですが、病気を悪者とみなして
治療に専念するだけでなく、病気になった意味や理由を掘り下げることの大切さをみなで
共有しました。
※※ 次回のミーティングは、6月7日です。