4月19日MT結果:「心の理解、他人の気持ち」
4月19日のミーティングは、久しぶりの参加男性1名を含めて8人で行いました。この人数は、当会発足以来最高です。読み合わせは、49ページ3行目まで進めました。
では、要約と振り返りを記録しておきます。
■ 自分の心を理解しないと、他人の気持ちもわからない
仏教僧ペマーチョドロンのことば(チベットの生きる魔法)
「思いやりを育むときは、痛みを伴うかもしれないという恐怖心も覚悟しなければなりません。思いやりを示すには勇気がいります。リラックスし、心穏やかに、恐怖に立ち向かう術を学ばなければならないのです」
痛みに対する最初の反応は「自己防衛」
いつ、どんなふうに心を閉ざしたとしても、自分に正直に、寛大であってほしい。
「思いやりはあらゆる経験をもとに生まれます」苦悩や共感だけでなく、無慈悲や恐怖から……。
思いやりは、傷を癒やす人と傷を負った人の間にではなく、対等な関係の中にのみ存在します。自分の闇を深く理解してこそ、他人の闇に共感できる。人間性を分かち合えたときはじめて、思いやりが生まれる。
■ 「思いやり」と「余計なお節介」
人を思いやるとき、もっとも大切なのは、自分の境界線を引くこと、そして、相手に自分の責任をとらせることです。
「境界線」
「自己責任」
「容認」
「思いやり」、この四つのつながりを理解すれば、本当の意昧で人にやさしくなれます。
思いやりの心とは受容する心。自分自身や他人を受け入れようとする意思のこと。
まずは「ここまではいいけれど、ここからはダメ」という自分の境界線を定め、自分は自分の責任をとり、相手には相手の行動に責任をとらせるようにしなければなりません。
【当事者研究】
後半の当事者研究は、息子さんの問題で悩みを抱えるK氏・みどりさんご夫婦のその後について分かち合い
探究しました。
K氏の分かち合い
4月15日の息子と対話に
息子には、「これ以上お金の支援はしない。お金は支援しないが、人生の相談には乗る」
と伝えた。
息子からは次の様な返答と質問があった。
○ 第三者組織とは何か?反社会勢力か、それはおどしなのか?
○ 自分が治験をすることを母親が反対したことが不快だった
○ もうこれ以上お金は出して貰えないのか?
○ 実家に置いているダンベルを持ってきて
○ 自分が高校を卒業できたら、父は土下座するって言ってたけでやってないよな
このようなやり取りの後、3人で課題に向き合おうとグループラインを作ったが
息子を早々に抜けてしまった。
その後、息子からは、「また、過ちを犯すかも、犯罪に手を染めるかも」
みたいな文面を書いてきた。
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このようなケースで、課題の分離
何が誰も問題(課題)なのかを整理した。
私たちにできることは、自分の気持ちを分かち合い、自分自身を変えようとすること。
息子さんをはじめ、家族に対しては無力であることを自覚すること。
不安や心配は、現実を引き寄せる。成人した息子さんは、自分の人生という荒波を歩み
出したので、その責任は息子さんが負うべきです。
今の息子さんは、息子さんなりに一生懸命考えてベストを尽くしているので、手出し、口出し
せずにも守る姿勢が大切でないか
などの意見がありました。