4月12日MT結果:「恥の感情」
4月12日のミーティングは、久しぶりの女性1名、初参加のご夫妻1組を加え、計8人で行いました。
読み合わせは42ページまで進めました。
それでは要約抜粋です。
■ 「恥の感情」は打ち明けないと大きくなる
キーワードは「行動」
"勇気"は、習慣によって身につけることができます。ちょっと勇気を出して行動しているうちにそれが普通になります。
羞恥心の自覚
羞恥心を感じるときは肉体的な変化が伴います。口が渇き、時間の流れが遅くなり、視野が狭くなり、顔がほてり、心臓の鼓動が速くなります。頭の中で、苦々しいシーンがスローモーションでくり返されたら危険信号です。
恥ずかしい思いをしたときは黙りこんで隠そうとしがちですが、自分の体験を受け入れ、しかるべき人に打ち明けたほうがいいのです。しかるべき人とは、思いやりをもって聞いてくれる人のことです。それも、できるだけ早く対応しましょう。
恥は「秘密主義」が大好きで、もっとも危険な行為は、恥ずかしい体験を自分の中で葬り去ろうとすること。恥は抑圧すると大きくなります。
■ しかるべき人でない(助けにならない人)とは
1 話を聞いて同じように恥ずかしいと感じる友人
2 共感(「その気持ち、よくゎかるわ。私にも経験あるもの」)ではなく、同情(「かわいそうに……」)する友人。
3 あなたを"完璧な人格者"としてあがめている友人
4 あなたの欠点に不機嫌になり、怒る友人
5 ネガティブなことを知りたくないという感情のために、あなたの経験を過小評価し、ポジティブなことしか言わない友人
6 「友だち」の意味をカン違いして、自分を優先する友人
■ 思いやりを期待できる人
思いやりを期待する相手として適しているのは、強い信念をもった臨機応変な人。強みも悩みもすべてひっくるめてあなたを受け入れてくれる人。
自分の苦しみを、適切な人に話し、自分を褒めてあげましょう。ただし、しかるべき話題を、しかるべき時間に、しかるべき人にもっていきましょう。■ 「わかりません」と口に出す勇気(なにげない勇気)
英雄的行為は、たいてい命さえ危険にさらす行為を指しますが、かたや、「何げない勇気」とは、自分の弱さを自覚し、それを素直にさらけ出すことです。
たとえば、勇気を出して誰かに助けを求めるとき。
あるいは、授業中、生徒が手を挙げて「全然わかりません」と口にするとき。まわりの友だちが100パーセントわかっていたとしても、「わかりません」と発言するのにどれほど勇気がいるでしょうか。
教師としての経験上、誰かが勇気を出して、「授業についていけません」と言ったら、少なくともあと十人は同じように感じている生徒がいるはずだと思っています。彼らは自ら危険を冒しませんが、勇気ある生徒に助けられているわけです。
【当事者研究】
後半の当事者研究では、初参加のK氏、みどりさんご夫妻の「子どもに対する悩み」と対処方法について分かち合いました。
ケース:息子(21歳)は、プライドが高く、就職した仕事をすぐに辞め現在は無職で一人暮らし。
祖母の通帳を利用して高額を引き出し、ギャンブルや買い物をしていた。
最近は、LIENやメールで金の無心が続いている。
今後どのように対処するば良いか。
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○ 偶然にも似たような体験をした仲間が自分の対処方法や回復のプロセスを語ってくれました。
○ また、現在無職のSさんからは、子どもの立場から気持ちを語ってくれました。
※ 【参考となるキーワード】
○ イネーブリング
○ タフラブ
○ 思考は現実化する
○ ギャンブラーズアノニマス(GA)とギャマノン(ギャンブラーの家族の会)
○ 共依存
○ 課題の分離
○ アドラー心理学
○ 過去と他人(それが肉親でも)は変えることはできない
○ まずは自分達が幸せであることを優先する
○ 子どもには、自分の失敗は自分で責任を持たせ、お金の援助は一切しない
○ 障害者総合支援法と基幹相談センター(介護保険法の包括支援センターみたいな所)