11月10日のMT結果:呼吸は生きているあかし
11月10日のミーティングは、参加者4人で、読み会わせは第20章 呼吸は生きているあかしP170~P177まで進めました。
簡単に内容を振り返ると
■ 現在とつながるための呼吸のエクササイズ①
呼吸は素晴らしいものだ。あなたを生かしてくれるだけでなく、生きていることを確認させてくれる。透き通った清々しい朝に、立ちどまって新鮮な空気を吸い込むのはどんな気分だろう?ストレスの多い出来事の後、深い安堵の溜息をつくのはどんな感じだろうか? あなたの呼吸は人生の最期の日まで止まることがない。そして、それはまた、「接続」のための完璧な補助具にもなる。
ゆっくりした呼吸を六回して、可能な限り肺を空っぽにしてみてはしい。一度肺を空っぽにしたら、息を吸い込む時に力を込めない。さもないと吸い込み過ぎてしまうからだ(胸が苦しくなるのですぐ分かる)。完全に息を吐ききったら静かに息を吸い込もう。
肺は心地よく満たされるはずだ(息を吸い込むと腹部が外に押し出されるのに気づくだろう)。呼吸をしながら胸と胃の動きとつながってみよう。それが上がり、下がっていく感じ、空気が入って出ていく感じに集中する。さあ、ここで本を置き、六回ゆっくり深呼吸をしてみよう。
多くの人は、より「現在」を感じ、今いる場所、していることとのつながりが強まったという。私が「つながるための呼吸」と呼んでいるこのエクササイズの目的は、現在の場所、していることとつながることだ。これは、心理的にみて最も効果的な状態、つまり人生を充実させる行動をとりやすい状態である。
※ 呼吸によって今現在と繋がるということは、思考を離れる手段であります。
■ つながるための呼吸を完全習得する②
つながることに最高に熟達したいなら、毎日10分をつながるための呼吸の練習にあててほしい。目を閉じ、腰かけるか横になる。最初の6分は呼吸とつながろう。胸郭がかすかに上下するのを感じ、肺に出入りする空気を追ってみよう。思考と感情は来て去るままにし、心がさまよい出したら静かに集中に戻ろう(これは何度も行う必要がある)。
次の3分間は意識を拡張し、呼吸と同時に体と感情にも注意を向けよう。最後の1分は目を開け、自分を取り囲む部屋だけでなく、体、感情、呼吸とつながろう。
■ 危機にはどう対処すればよいか
どんなに状況が悪かろうと、苦痛がどんなに強かろうと、まず深呼吸をしてみよう。呼吸ができるならあなたは生きているし、生きている限り希望がある。危機の際に何回か呼吸することは、現在とつながり、起こっていることと自分の対応を観察し、効果的な行動について考える時間をくれる。時にはとりあえず打つ手がない場合もある。その時は現在に存在し、感情を受け入れることが最も効果的な行動となる。
※ 自助会で、仲間とともにこのエクササイズを練習していると、つい、この後何を話そうかなどと思考しがちです。しかし、自分が思考していることに気づいたときこそ、呼吸や今、ここ、現在に意識をつなげて
いたいものです。