10月4日のMT結果:人の意見が気になる??

2023年10月05日

 10月4日のミーティングは、新しい女性1名を迎え、3人で行いました。読み合わせは168ページから173ページまで進めました。

 ちなみに、3週連続でニューカマーの女性をお迎えしてこととなり、グループの変化の兆しを感じています。

 では、読み合わせ内容を振り返ります。

■ 人生には直感と信念が必要

  「論理」や「道理」よりも人生には、直感と信念が必要

 論理や道理とは、先人が道を示してくれているもので歴史を学ぶことで無難な道を選ぶことができるのですが、その無難さは自分が本当に望むものでしょうか。

 では、直感や信念は、前例や多数意見、無難や普通に思えることに反して、自分の内側から湧き出るもので、こっちの道を歩みなさい、この道を歩きたいなどと主体的な意志決定のもとになります。

■ 直感を磨く、信念をもつ

  心理学者は、直感とは無意識のうちに次々と関連づけていく思考プロセスで、いわば「心のパズル」だと考えています。脳は、目のまえのものを観察し、解析したあと、その結果を記憶、知識、経験と重ね合わせ、ぴったりマッチすれば、その物事に対して「ひらめき」が得られるのです。

時には、直感やひらめきが「まだ知っておくべきことがある」と教えてくれます。また、事実の発見や論理的思考へと導いてくれることもあります 。

 ※ 株式投資をするときの思考プロセスにも似ています。「買い」か「売りか」か静観か

■ なにが直感なのか分からない

  「自分の直感がわかりません。心の声なんて聞いたこともありません」と言う方も多いのでは?

 いちいち人の意見を聞かないと決められないのは、自分自身を信頼していないから。自分の考えなど不安定で確実性が乏しいと感じているからです。何につけても恐怖心が生まれ、他人からの承認を求めずにはいられなくなり、その結果行動が遅れたり、行動できなくなることもあります。

 誰だって確信や確実な保証が欲しいと思うもの。

■ 行動する。それとも衝動的になる。

  自分の内側から「落ち着いて」「もっと情報を集めて」「もっと現実的にチェックして」などの声が

 聞こえるとしたら、それは直感、それとも幻聴?

  ただ現状に留まりじっとしているよりも行動することが大切です。それでも

  「ただやっちゃえばいい。あとのことは何も気にせずに……」

  「もう考えるのに疲れた。ストレスに押し潰されそうだ」

  「とにかく何でもいいから、いますぐやってしまいたい」

  「先が見えないのはガマンできない。さっさと結論を出したい」

 などと考え、衝動的になることもあります。

  では、どうすれば良いのでしょう???

  やってみなければ分からないことがある。やったからこそ分かることもある。

  「愚行権」です。人には失敗する権利があるのです。失敗とはこのやり方ではうまく行かない

 ということを知ることで、成功へのプロセスです。

  先行き不透明な現代社会では、将来を保証してくれるものなどありません。

 であれば、行動に踏み出すことが大切ではないでしょうか。

■ 直感とは

  直感とは、知識を得るためだけにあるのではありません。

確実性の低いことを受け入れる力や、本能、経験、信念、理性も含めた知恵や洞察力を磨くさまざまな方法を信じる意思なのです。


【当事者研究】

1 後半の当事者研究では、ホワイトボードに

  ○ 直感

  ○ 行動

  ○ 衝動

と書いて、仲間には、「石橋を叩いて渡るという言葉を聞いて、何を連想しますか?」と質問しました。

 初参加のTさんは

 「渡りたくないので爆破する」と答えてくれました。

ちなみに、私(にこっと)は、「歩きだしたあとから、後ろ向きに叩いて安全かどうか確認する」というイメージを持っています。

 過去には、「橋を渡りたくないので、ゴールまでワープしたい、橋を飛び越えたい」と語ってくれた仲間もいました。

2 R氏の分かち合い

  子どもの頃はおしゃべりでした。でも、そのことを親に叱られてからは無口になりました。

 自分の感情を爆発させたくなかったので、ずっと我慢していました。

 大人になってからは、自分に自信を持てなくて、萎縮していました。そんなことが影響して

アディクションに繋がったと思う。

 自分の人生を振り返って、今だから分かることですが、衝動的な行動や近道を求めることは失敗

しやすいと知りました。石橋はゆっくりと歩いて行きたい。

3 T氏(初参加)の分かち合い

  「人生で起きている出来事は繋がっているのでしょうか?」

  パートナーのアディクションをきっかけに、中間施設や今の仕事、自助会に繋がりました。

 自分自身は、ACと共依存症を自覚していますが、パートナーはACについては否認しているよう。

  結婚後は、専業主婦で自宅に引きこもりがちで、ひとに会うのも仕事をするのも怖いと思っていました。引きこもっている間に、インターネットでACのことを沢山調べました。

  パートナーが転んだら、自分も共倒れになる。今は夫を助けたいと思っていることが私の本音。

 別れるとか考えておらず、一緒にいたいし、支えたいと思います。共依存かもですけれど。

 アディクションを抱える夫を支えるのは自分の役目だと思うので、自分が経済的に自立したくて

 A型事業所を経て一般就労として働きはじめました。

  採用面接の際、「お給料はいくら必要ですか」と問われたときは、自分の価値の値段を

 聞かれているみたいで答えることが出来なかった。

  ずっと仕事をすることは怖いと思っていましたが、働きはじめるととても楽しいです。

 他の人からは

  ○ 人生には正しいも正しくないもない

  ○ 本心と違うことをやっていると病気になる

  ○ なによりも行動することが大切、行動、行動、行動です

 と言われて、積極的に行動するようにしています。行動するために「不安感」や「恐怖心」を後ろに置く

 ようにしています。

  パートナーは、私の話を黙ってよく聴いてくれていました。他に頼る人がいないので、自分のことを

 沢山しゃべっていました。そんなこともアディクションに影響したのではと思うこともあります。

  自分の回復とパートナーの回復は別々のもの、一緒に暮らしていますが出来るだけ距離を置くようにしています。そんな思いで、お仕事をしたり、自助会に参加しています。


 ☆☆次回のミーティングは、10月11日です。☆☆

  

AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
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