1月12日のMT結果:価値を見つける

2023年01月13日

 1月12日(木)は、いつものメンバー4人でミーテングを行いました。読み合わせは、第25章「価値を見つけるための質問」P209~217まで進めました。

 いつもの気分体調の分かち合いに加えて、自分の趣味、やりたいこと、憧れていることなども紹介しあいました。その結果、毎回ミーティングで顔を合わせているメンバーの新たな一面を知ることができました。

 それでは、いつもの様に要約と振り返りを行います。

4つの質問と標的の図
4つの質問と標的の図

■ 価値とは

  価値とはあなたが人生でどのようにふるまいたいか、どのように世界と、他者と、そして自分自身と関わりたいかについての、心の最も深い部分から来る欲求なのだ。価値はあなたが何をしたいか、どのようにそれをしたいか、友人や家族、隣人、自分の体、環境、仕事などに対し、どんな態度で接したいかを決めるもの。

 価値は目標とは違い、継続的な行動であり、目標は、達成されればリストから消される存在である。たとえば、子供を休暇に連れていくことは目標であり、一度達成されれば「達成」「無事終了」としてリストから消える。一方、子供を愛し、気遣い、援助することは価値であり、永遠に続く行動です。

■ 価値を見つけるための質問に答える

  人生の四つの重要な部分に焦点を当てる。1.人間関係2.仕事・教育3.余暇4.個人の成長、健康の増進の四つである。価値は人によって様々であり、次の質問はあなたの価値が正しいかどうかを判断するものではないということだ。価値に関しては、正しい正しくない、良い悪いという分け方は存在しない。あなたが価値を置くものはあくまであなたの価値であり、それがすべてである。また、価値の実現において障害があるかどうかは考慮しない。あなたが望む行動を阻むものは何もない。

1.人間関係

  あなたのパートナーや子供、両親、現実、友人、隣人、クラスメートやスポーツの相手、その他すべての社会関係に関する質問。

  • どのような関係を築きたいと思っているか?
  • こうした関係の中でどのようにふるまいたいか?
  • どんな個性を育てたいか?
  • あなたが「理想の自分」であったとしたら他者にどんな風に接するか?
  • これらの人々のうち何人かと一緒に、一生続けたい行動は何か?

2.仕事・教育について

  あなたの職場やキャリア、教育や知識、さらなる技能開発に関する質問(ボランティア活動その他の無償の仕事も含まれる)。

  • 職場、あるいは学校に、自分のどのような資質を持ち込みたいか?
  • 「理想の自分」になったら、同僚や従業員、顧客や依頼人、同級生にどのように接したいか?
  • 職場や学校でどのような人間関係を築きたいか?
  • どのようなスキル、知識、資質を開発したいか?

3.個人的成長・健康

  あなたの人間としての肉体的、感情的、精神的成長を促す行動についての質問。これらには、宗教的なものやスピリチュアルなもの、心理療法、依存症、回復、瞑想、ヨガ、自然とのふれあい、体のエクササイズ、食生活、ボランティア活動、創造的活動、政治活動、環境保護運動、嫌煙運動なども含まれる。

  • どんな活動を始めたいか、あるいは再開したいか?
  • どんなグループや組織に入りたいか?
  • 自分のライフスタイルをどんなふうに変えたいか?

4.余暇

  あなたが休息し、リフレッシュし、楽しみ、心を刺激し、創造性を高めるためにどのように遊び、リラックスし、自分を刺激し、自分自身や趣味の世界、スポーツ、芸術活動を楽しむかについての質問。

  • どんな趣味、スポーツ、レジャーに参加したいか?
  • 健康的かつ人生を充実させるやり方でどのようにリラックスし、緊張を解き、楽しんでいきたいか?
  • どんな活動に参加したいか、あるいは何を今以上に行いたいか?

■ 標的の図

  自分の価値について書き出したら、次は「標的の図」に書き込む。ダーツの的にあなたの今日の状態を書き込もう。標的の図の真ん中に×マークを書き込むのは、今日のあなたはそのカテゴリーで価値に従って最高に生きたことを意味する

 中心から離れた×は、価値からかけ離れていたということ。価値の分野が四つ存在するので、四つの×を書き込むことになる。このエクササイズが教えてくれる、あなたの人生で大切なもの、最近のあなたが無視しているもの、避けているもの、あるいは見逃しているものは何だろうか? 

※ ちなみに写真の図は、私が作成したものです。今振り返ると標的の図の×標は4つのはずですが、かなり勘違いしておりました。また、中心から大きくかけ離れた価値があるのですが、枠の中に収めてしまうところも私の欠点です。


 後半の部では、それぞれが作成した価値と標的の図について分かち合いました。

 私が、人間関係について、「本当に他人の心と触れ合えていない」と話すと、仲間からは

 「ならばどうしたら良いかを教えてください」と問われ、もっと掘り下げる機会をもらいました。

 一方仲間からは、「自助会において傍若無人の振る舞いをする仲間を見ていると不快な気持ちになる」

との発言がありましたので、どうすれば心の平穏を保つことができるのかを掘り下げました。

 なお、当会は、言い放し、聞き放しではなく対話の深めているのですが、発言した仲間としては、

まず、不快な気持ちになったことを他の仲間にもしっかりと受け止めて貰いたかったのではないかなぁ

と反省しています。毎度のことですが、そのお気持ちをしっかりと受け止めてから、さて,どうすれば良い

のかを仲間と共に考えていくのが当事者研究なのですから・・・・。

 ※ 次回のミーティングは、1月18日(水)です。


AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
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