9月27日のMT結果:期待したほうが

2023年09月28日

 9月27日のミーティングでは、初参加の女性1名を加え、5名で行いました。読み合わせは、159ページから165まで進めました。

 ちなみに昨日は私(にこっと)の58歳の誕生日でした。自己開示と弱さの情報公開の実践として、誕生日であり、仲間からも祝福して欲しいとおねだりしました。

 それを口にした瞬間の気持ちは、恥ずかしいやら情けないやらいろいろですが、程よく祝福もしてもらえ、仲間からはプレゼントも貰えました。うれしい!!

自分の感情はさておき、おねだりするという行動が出来たことを良しとしています。これも小さな成功体験のひとつです。

 では、読み合わせ部分の要約と振り返りを行っておきます。

■ 「いいこと」って何、持続でしないの?

  人はみな不安になると、なかなか自分の弱さには耐えられません。すると、不安や恐怖は欠乏感に変え、こんなふうに考えはじめるのです。

  ○ いいことがあっても喜ぶのはやめよう。どうせ長くは続かないのだから

  ○ どれほど感謝しているか認めたら、悪いことが起こりそうな気がする

  ○ 不安な気持ちで待つくらいなら、喜びなんて得られなくてもいい

何でこんな風に考えてしまうのか?私自身も思い当たる節が沢山あります。

■ 欠乏感

 怖くて不安になると、欠乏感がやってきます。人はみな、もっとも愛するものを失うことに不安を感じ、そこに何の保証もないことに怒りを感じています。

感謝や喜びをあきらめておけば、いざというときに傷つかないとか、あらかじめ失うことを想像しておけば、苦しみが和らぐと決めつけています 。
ACの多くは、子どもの時に身につけた「言うな、感じるな、信じるな(期待するな)という処世術を持っています。
 その理由は、もうこれ以上傷つきたくはないと考えているから

しかし、大人になってもこの考え方を持ち続けるのは間違いです。

その理由は、感謝の意をもたず、喜びを避けていたら、逃れられない困難が襲ってきたときに、支えてくれるはずのこれら二つの感情を得られなくなってしまうからです。

■ ならばどうしたら良いか

  自分以外のところに豊かさを追い求めても欠乏感は消えません。いまの状態が何であれ、自分自身が「いまのままで十分」と思うことが必要

 これは経験であり、自分で生み出す状況、意思、「十分ある」という認識、充実しているという感覚-自分の置かれた環境をどうとらえるか―これは、意識的に自分で選ぶことができます

 人はみな、喜びを味わえるのは何か特別な出来事が起こったときだけだと思いこんでおり、自分の価値(時には人生すべて)を周囲の評価、つまり、名声や財産で判断してばかりいます。

「平凡」や「普通」であることは、かけがえのない宝物です。いま生きている一瞬一瞬や、ありきたりや当たり前のことにも喜びに感謝できるようになるといいですね。

当たり前の反対語は、「特別」ではなく、「あるが難い」=「ありがたい」なのです。
極端ですで、今日もこうして生きられていることは、奇跡でもあるのです。

【当事者研究】

 今回は、発言者個人の特定は避けます。資料を読んでの感想やメンバーの体験を踏まえて写真のような分かち合いが行われました。

○ 欠乏感についてはよくある話だけど、コップの中の水を「もう半分しかない」OR「まだ半分残っている」はひとそれぞれの受け止め方次第です。

○ それはどんな困難な状況に置かれても同じことで、受け止め方次第。

○ だからって、現状に対して嫌だと思っているのならば、無理矢理ポジティブ思考に切り替えるよるも

 「嫌なものは嫌だ」とそう感じている自分や仲間を受け入れる方が良いのかも。

○ 感情には、良いも悪いもないのですが、なぜかネガティブな感情は持ってはいけないとか、感じては

 いけないと思い込んでいる人も多いようです。

○ 普通ってなんだろう。親の躾や学校教育によって普通の枠にはめ込まれることは窮屈です。

○ そんな窮屈な枠にはめ込まれてきたのだから、今の自分が不協和感を持っていても当然です。

○ だから、なんでもかんでも自分の責任だと思いこまないことが大切であるし、親の育て方だけが悪かったと考えるのもどうかな。

○ とある仲間の父親はとても暴君であり、母親はそれに従うしか無かった弱い人だったそうです。そんな

 母親の口癖は、「戦争があっているわけでも、そんなに貧乏でもないのだから、今を幸せだと思いなさい。私は今が幸せです」だったそうです。

○ それは、その母親の価値観の押しつけでしかないと思います。

○ 躾や教育の前に、子どもが不安や不快に感じている気持ちを受け止めることが大切だと思う。

○ 私はイライラしたくないし、イライラしなくなるためには、ACから回復しなければないない

思うのです。わたしの子育ては間違っているかもしれないから

○ 回復しなければとか、イライラしてはいけないと考えているのはがどうだろうか?

子育てにしろ対人関係にしろ不快に思うこともあるし、イライラしたって当然ではないだろうか。認知の仕方や受け止め方次第ではイライラが解消される可能性もありますが、順番から言うとまずは、イライラする状況に置かれれば、イライラすると感じている自分を受け入れることから初められると良いのかも。

○ ある仲間は、母親がいる実家が居心地が悪い。母親は、いつまでたっても自分を子ども扱いするのです。

○ なんでもできる母親からすれば、できな部分がある自分はダメな子なのかも知れません。しかし、

 できることが良しとする価値観を押しつけられても困るのです。

○ 今は、母親に対しては、そんな言い方や関わり方しかできないのだと思うようにし、反論せずに、母のあるがままを受け入れるようにしています。すると、こちらの気持ちが楽になりました。

○ ACからの回復の道を8年以上歩んできたオールドタイマーの私からすれば、ニューカマーの方がこれから歩んで行くであろう道も予測できますが、その道を歩むかどうか、どんな歩み方をするのかはご自身の課題なので、安易なヒントや道標を出すことが控えないといけません。

以上

☆☆ 次回は、10月4日に行います。

ちなみに、10月18日(水)はお休みで、19日(木)に振り替えます。お間違いのないように☆☆



AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
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