9月14日のミーティング結果:悪あがきのスイッチ

2022年09月15日

 9月14日は、参加者4人で、第11章 悪あがきのスイッチP107~110までを読み会わせしました。

 まずは、いつものように要約しならが、リフレクション(ふりかえり)をします。

● もし、流砂に落ちてしまったら。ばたばたともがいてはいけない。もがけばもがくほどに状況が悪くなる。最善の行動は、体を伸ばし、じっとして、表面に浮かんでいて、誰かに助けを求めること。

学習塾のCMで、「やるきスイッチ」てなものがありますが、この章では、苦痛な感情に対して、もがき、戦い、さらに状況が悪くなることを「悪あがきのスイッチ」として例えています。

 このスイッチがオンの時は、肉体的、精神的苦痛を戦う、その感情が何であろうと問題だとみなし、必死で追い払うか避けようとする。とくに「不安」や『怒り」については放置しておくことができずに、悪い状況へと悪循環を繰り返してします。

 逆に、スイッチがオフの時は、どんな感情が起こっても、どんなに不快でも、無理に対処しない。

不安感が湧きあがってきても問題にならない。確かに不快ではあり、その感情を好きにはなれないけれど、極端に不安ということではない。自分の不快な感情と戦うことに無駄なエネルギーと時間を費やすこともない。

 ひとは、今ある不快な感情を完全に受け入れることに抵抗感を持つ。そして、それを避けるために、ドラッグやアルコール、ギャンブル、食べ物などに依存することで対処しようとする。こうして、二次的な問題が発生することとなる。

 ところで、不快な感情を避ける為に極端に行動を制限する人もいます。外出を避け、自宅に引きこもってしまうなど。

 時と場合によっては、ストレスや不安から逃れるために、何か行動することを避けることもありますが、行動の回避が強まると、長期的には苦痛が大きくなる。

※ いろいろな感情に気づいていることはとても大切なことです。そして、それらの感情は眺めることに留め、「悪あがきのスイッチ」オンの状態となって、良くない対処方法を繰り返すことは避けたいものです。

後半の当事者研究では、

現在、採用面接を受けている仲間が、不安への対処方法を分かち合ってくださいました。

ここで、ひとつ質問です。

ペギー葉山さんが唄う「ケ・セラ・セラ」ですが、終わりの方で

『・・・未来は見えない・・・・・』とありますが、この先に続く言葉はなんでしょうか?

仲間の意見は、

  ○ 未来は見えないからじたばたするな

  ○ 未来は見えないから準備を怠るな

  ○ 未来は見えない、先送り

などなどでした。

で、正解は、『お楽しみ』です。

「お楽しみ」と聞いて、ふざけているのかと不快な感情を持たれる方もおられるかもしれませんが、

プレゼントの箱を開けるような気持ちで、将来に望むのも良いのではないでしょうか。

ちなみに、12ステップでの「無力」とは、自己の感情や衝動に無力であることを意味しています。

ですから、自分でジタバタせずに、ハイヤーパワーにその感情の対処をお任せするのです。

★★研究の結果に正解はありません。雑談のようなおしゃべりと続けることに何らかの効果が

あるようです★★

AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
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