7月28日(木)のミーティング:脱フュージョン
7月28日のミーティングは、先週と同じメンバーの4人で行いました。
読み会わせは、第5章 思考は単なる物語であるーー脱フュージョン60ページから71ページまででした。私が、大切だと思う箇所を抜粋します。
○ ACTでは、思考(自分の考え)が事実かどうかを重視せず。その思考が自分の助けになるかを検討する。
○ 自分で自分に「私はデブだ(肥満だ)」と言ったとき、その思考が不快だったら脱フュージョンを試みる。
○ 思考は、基本的に「物語」であるという考え方の3つの理由
① 思考を深く信じ込むのはご用心。信念は事実かどうか以前に単なる物語にすぎない。
② 人生を豊かで満ち足りた、意味あるものにする思考があれば、それを人生のガイド、動機づけとして使う。
③ 心が語りかけてくること(思考)を無条件に受け入れるよりも、現実に起きていることに注意を向ける。
○ 今この瞬間の経験に没入すればするほど、人生を望む方向に導く力が強められる。
■ 思考をまじめに捉えるのをやめる練習
例えば「私は無能だ」のように自分を動揺させる思考があるとする。その時の自己への影響を観察してみる。次に、「私はバナナだ!」と思考し、その影響との違いを比べてみる。
※ それぞれ、単なる言葉なのだが、その影響力は大きくことなる。「私はバナナだ!」と思考したところで、真面目には受け止めないけれど、別の思考であれば深刻に悩んでしまう。それは何故だろう。どうすればその思考の癒着を溶かすことができるだろうか?
■ 脱フュージョンのテクニック
① 心が不快な物語を持ち出してきたら、すかさずそれに感謝する。
感謝の言葉の例
○ 「心よ、ありがとう。なんて役立つ情報なんだ!」
○ 「情報ありがとう」、「ホントかい?そりゃすごい!」
○ 「心よ、心配してくれてありがとう」
※ 要は、思考と闘わないってこと。このやり方は、べてる式当事者研究のお客さん(幻聴)への
対処方法に似ています。
② 変な声を活用する。
なんらかの不快な思考が浮上してきたら、ユーモラスなアニメキャラクターの声を真似て、その
考えを口にしてみて、聞いてみて、その結果を観察してみる。
■ 脱フュージョンの目的
脱フュージョンは、私たちを思考の抑圧から解放し、時間やエネルギー、注意力を思い悩むことに使わず、もっと有益なことに向けることを目的としている。
脱フュージョンの目的は、不快な思考を取り除くことではなく、そのあるがままの姿-単なる言葉の羅列であることに気づき、それとの格闘を止めることです。そして、真の目的は、役に立たない思考プロセスから自分自身を解き放つことです。

後半の当事者研究モードでは、前半に読み合わせは内容を体験してみました。
ミッキーマウス、ドナルドダック、ホーナーシンプソン、ダースベーダーなどの声まねで、「私はどんくさい」「私はたいくつ」「私は食べ過ぎ」「私はケチ」などの思考をセリフにして言ってみて、聞いてみました。
仲間の表情は、アゴが上がり、顔が上向きで笑顔です。そして会場の雰囲気も笑いで溢れていました。
※ わたしのIT技術が高ければ、音声ファイルや動画をアップしたいところです・・・・・
以上、こんな感じで毎度わいわいガヤガヤ研究を楽しんでおります。