3月8日MT結果:前進あるのみ(コミットメント)
3月8日は、参加者4人で、読み合わせは、第32章 前進あるのみ(コミットメント)P264~272まで進めました。いよいよ来週の第33章でこの本(幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない-マインドフルネスから生まれた心理療法ACT(アクト)入門)は終わります。
再来週からは、「ネガティブな感情(こころ)の魔法」ブレネー・ブラウン著の読み合わせを予定しています。
では、抜粋による要約をしておきます。
■ コミットメントという言葉を誤解しないこと
コミットメントは完璧であることではなく、行動を完遂させることでも、決して道を誤らないことでもない。コミットメントは、あなたが転んだり道から逸れた時、自分を励まし、自分のすべきことを知り、目指す方向に前進し続けることなのだ。
名言~「最初の試みが成功しなかったら、何度でも挑戦しろ」、「成功は最終目的ではない。失敗は致命的ではない。大事なのは継続する勇気だ」
■ 成功とは
○ 人生の成功は自分の価値に沿って生きること
こう考えれば、自分の目標を達成していようがいまいが、あなたはすぐに成功できる。価値に従っ てさえいれば、満足は今この場所、この瞬間に与えられる。
そして他の人々からの承認を求める必要もない。誰かに「やり遂げたね」あるいは「君のやってることは正しいよ」と言ってもらわなくてもよいのだ。価値に従って行動していることを自分で分かっていれば十分だ。
途中で、失敗したりやり通せなかった時に自分を責めても意昧はない。←責めるのはエネルギーの無駄
罪悪感や自己批判は意味ある変化につながらない。そうしたところで行き詰まり、過去を悔やむだけ 。
■ ACTの原則に沿う
A=思考と感情を受け入れ、現在に生きる。
C=自分の価値とつながる。
T=効果的な行動をする。自分が脱線したら、まずそれを認識し、起こった事実と一緒にいることだ。同時に、一度起こった事実は変えようがないということを受け入れること。過去の出来事を正す方法はない。過去を反省し、次の機会にどう行動するかを考えることは意味があるかもしれないが、過去を悔やみ、自分の愚かさを呪ってもまったく無意味だ。自分が道を外れたことを認め、それはすでに変えようがなく、また自分は人間で、故に不完全であることを受け入れることが効果的だ。
名言その2
○ 「もし最初の挑戦がうまくいかなければ何度でもやってみろ、それでもうまくいかなければ別のやり方でやってみろ」
○ 「多くの失敗者は、あきらめた時に自分がどのくらい成功に近づいていたかに気づいていない」
大切な質問
○ 「目的を達成するために今の姿勢を貫くべきか、それとも変えるべきか?」
■ 楽観主義
人生の折々に、私たちは様々な困難、障害、課題に遭遇する。その状況を成長と学び、進歩の機会として受け入れるか、それと戦い、抵抗し、避けるためにありとあらゆる手段を講じるかは自分の選択に任されている。
ストレスの多い仕事、病気、うまくいかない人間関係、これらはすべて人生の問題に対処するための新しい、より良いスキルを身につけ成長する機会である。
○ 「悲観主義者はあらゆる好機の中に困難を見出し、楽観主義者はあらゆる困難に好機を見出す」
問題がどういうものであれ、そこから何かを学び、成長できる。置かれた状況がどんなに劣悪なものであれ、価値に生きることで充足感を高め、何度道から外れようとコースに戻り、現在の場所から再開することができる。
■ 成長することを選ぶ
人生には苦痛がつきもの←これは、お釈迦様もおしゃっている。
誰もが肉体的、感情的、心理的にそれを経験する。だがどんな苦痛な状況でも成長する機会はある
降りかかった困難を受け入れれば、人生はより豊かで意昧あるものとなる。病気や苦痛はない方が良いに決まっているが、それは自分がコントロールできることではない。しかし、その体験から成長する道を選ぶことはできる。その体験があったからこそ得られることもある。
癌、心臓疾患、脳卒中などの深刻な診断を受けた人々はそれをきっかけに、人生を根本的に見直すことになる。だが、なにも死神に目をつけられるまで待つ必要はない。望むならば、今すぐにでも意味深い変化をもたらすことができる。そうすればするほど意味ある人生を創造することができる。
後半の当事者研究では、T氏からの質問
「みなさんは、どんな運動していますか?自分を戒める方法や気分転換の方法を教えて欲しい」
をテーマに分かち合いを行いました。
☆ 次回は、3月15日(水)です。