3月15日MT結果:女難の相→好機はここから
3月15日のミーティングは、久しぶりの方を含め男性5人で行いました。読み合わせは第33章 自分ができることに集中しよう P273~280までです。今週で、「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」の読み終えました。お疲れさまでした。次週からは、「ネガティブな感情(こころ)の魔法」を読み進めていきます。

では、最後の抜粋要約をして振り返ります。
■ ACTの基本原則の要約
1.脱フュージョン――思考、イメージ、記憶をあるがままに、単なる言葉と映像として認識し、それらと戦ったり逃げたり、値する以上の注意を向けたりすることなしに、現れるまま、去るがままにさせる。
2.拡張――感情、感覚、衝動などに居場所を作ってやり、それと戦ったり逃げたり、過度に注目したりせず、来て去っていくがままにさせる。
3.接続(つながる)――心を開き、興味を持ち、受容の心をもって「今ここ」での経験に100パーセント注意を向ける。自分が現在していることに完全に集中・没頭する。
4.観察する自己――自分の中の超越的な部分であり、困難な思考や感情を、それらに傷つけられることなしに観察できる視点を持つ。自分の中で決して変わらない部分、ずっと存在し続け、決して傷つけられることのない部分。それは肉体的な存在ではない「完全なる気づき」である。
5.価値の確認――自分にとって一番大切なものを明確化する。どんな人間になりたいか、何が重要で意味があり、自分が人生で支持するものは何か。
6.目標に向かっての行動――自分の価値と一致した効果的な行動をする(何度道から外れようと気にしない)。
これら六つの基本原理はACTの公式に上手にまとめられている。
A=思考と感情を受け入れ、現在に生きる。
C=自分の価値とつながる。
T=効果的な行動をする。■ 行き詰まったら
あなたはFEAR(怖れ)のどれかにはまっていないかを点検する。
F=Fusion フュージョン
E=Excessive expectation 過剰な期待
A=Avoidance of discomfort 不快感の回避
R=Remoteness from your valued 価値とのかい離
遭遇する問題がどんなものであろうと、それに対する賢明な対処は次の2つです。
1.受け入れる。
2.効果的な行動をして改善する。
■ 自分ができることに集中しよう
自分がコントロールできることは自分の行動と、注意を向ける方向の2つだけだ。思考や感情が何を訴えてこようと、行動はコントロール可能だ(あなたが内面の経験に気づいていて、自分のしていることに意識を集中している場合に限るが)。自分の注意をどのように方向づけるか、つまり、何に集中するか、心を開き、対象に興昧を持って受容的にそうするかどうかなどはコントロールできる。
エネルギーを行動と注意に注そぎ、自分が価値を置くことをする。現在の行動に没頭する。そして行動がもたらす効果に注目しよう。自分の価値に沿った行動をすれば、それがどんなに些細なものだろうと、あなたは豊かで意昧ある人生を作り上げているだろう。
【当事者研究】
今週の研究にタイトルをつけるならば、ズバリ”女難の相→好機はここから”です。
久しぶりに参加してくれたH氏が分かち合ってくれた体験について研究しました。
ここで大切なキーワードは、「境界線」「課題の分離」「交流分析のゲーム理論」
です。
私たちの目的は、自分自身の人生に責任を持つです。長い間身についている心の
癖として、他人の問題を解決してあげたい(なければならない)がありますので、
他人のことではなく、自身の課題に焦点を当てて解決に取り組みたいものです。
☆ 次回は、3月23日(木)です。