2月1日MT結果:異性との関わり方

2023年02月02日

2月1日は、参加者は男性5名で、第28章 「求めるものは富か価値か」P231~240までを読み進めました。

 今回のミーティングでは、グループの在り方や今後の運営方法についても話し合いました。

読み合わせた資料の抜粋要約の前に、このことを書いておきます。

■ 当グループの目的、目標、手段

 ○ 目的

   私たちの目的は、自分自身の人生に責任を持つこと。

 ○ 目標

   あるがままの自分を受け入れ自尊感情を高めるために、小さな成功体験を積み上げること。

 ○ 手段

   ミーティングでの対話(クロストーク)で、自分の助け方(問題への対処方法)を研究すること。

   具体的には、今こここの瞬間における自分自身や他人との折り合いの付け方を学ぶことです。

■ 新しい試み

  ファシリテーター自身が共依存症(病的な教えたたがり屋)を抱えており、ついしゃべりすぎて

 しまいます。仲間にも自己主張を求めています。そんなグループにおいて、ガイドラインに沿った運営が

 なされているかを検証するために、おはじきの入ったビンを用意しました。

  このビンは信頼と価値を計るためのもので、ファシリテータート用とグループ全体用の2つがあり、ビ ンの中にはあらかじめ20個のおはじきを入れています。

  メンバーは、ファシリテーター自身やグループ全体が信頼と価値に値すると思えば、ビンの中におはじきを入れ、それが損なわれたと思う時は、おはじきを取り出すというものです。

 この取組みは、グループの安全安心を守るためのシステムとして導入しました。


 では、読み合わせした部分の抜粋要約を書いておきます。

■ 目標と目的の違いの例

  車の後ろのシートに二人の兄弟がいる。母親に連れられ、3時間ドライブしてディズニーランドに行く途中です。兄には一つしか目的がなく、できる限り早くディズニーランドに着くこと。彼はイライラしながらシートの端っこに座り、数分ごとにめそめそと「まだ着かないの?」「つまんないよ」「あとどのくらい?」と聞く。しかし、弟には二つの目標がある。①できる限り早くディズニーランドに着くことに加え、②着くまでの旅を楽しむこと。この子は窓の外を眺め、野原にたくさんいる牛や羊を観察し、巨大なトラックがすばやく通り過ぎるのを興奮しながら見つめ、道行く人々に手を振る。そこにイライラはない。彼は現在ここではない場所のことを考えるよりも、この瞬間に生き、この場所を楽しんでいる。

 もし車が途中で故障し、ディズニーランドに行けなかったとして、旅を楽しめたのはどちらの子供だろうか?ディズニーランドに到着できていれば兄弟二人ともそこで楽しみ、喜ぶことができたはず。それでもこの旅を楽しんだのは弟の方だけである。

 価値を目的とした人生は、目標達成を目的とした人生よりも満足度が高い。目標達成の過程をも楽しむことができるからだ。その上、価値を目的にすると目標達成の可能性も高くなる。

 なぜ?目標と価値を同一線上に並べると、達成のためのモチベーションをより高く保てるからだ。

■ 富と価値についての例

  価値につながり、それに基づいて行動することは、満足感、充足感、豊かさの感覚をもたらしてくれる。価値に従って生きると、今この瞬間に満足を得られるからだ。あなたが家を買いたいとしよう。

  仮に、家が欲しいとする。家を買うことは目標だ(それは実現可能な目標で、実現したらリストから消える)。しかし、家を買うには長い時間がかかる。もし家を買うまでは豊かで満ち足りた人生を送れないと考えているならば、その人人生は惨めなものになってしまう。

  自分に尋ねてみよう。「この目標は何のためのものか?どのような「真の意義」を実現できるのか?」答えが「家族に安心をもたらすこと」であれば、その奥にある価値も理解できる。

「家族により良い生活をさせる」である。そして、家族により良い生活をさせることは今すぐ可能で、多くの方法を思いつけるだろう。ヘルシーな夕食を料理する、子供に本を読み聞かせる、伴侶を抱きしめるなどだ。もちろん目標を諦める必要はなく、家が欲しければ貯金を始めればよい。しかし、家を買うまで家族を大切にすることの喜びをおあずけにする必要はない。

■ 富、名声、成功、(友情)

  多くの人が裕福で有名になり、成功することを望んでいる。だがこれらは目標であり価値ではない。目標の下に横たわる価値に到達するために、自分に質問しよう。「この目標は何のためのものなのか?どのような「意味あること」を可能にしてくれるのか?」

 心の奥底の価値を見つけるために、この質問を何度か繰り返す。名声、富、成功などの欲望の奥に様々な動機が潜んでおり、一般的な動機は他者に尊敬、賞賛、尊重されたいというもの。

 なぜそれが重要なのか?それは、他者に自分を印象づける必要がなくなるからだ。拒絶される恐怖も少なくなる。そして「ありのままの自分」でいられるのだ。

 ほとんどの人は他者に本当の自分を見透かされることを恐れながら人生を送る。

「彼らが本当の私を知ったら、私を好きではなくなるだろう」という思考に支配されている。私たちは周りの人間から切り離され、親密さも深さもなく、率直さとはかけ離れた人間関係となってしまう。仮面をかぶり、承認や愛、友情を得るために演技をし、真の自分を見せない人生を生きる。なぜこんなことになるのだろう?それは「自分は不十分だ」という物語とフュージョンしているせいである。

 心は、私たちが欠点を補完するために、裕福で有名で成功すべきだと語りかけてくる。そうすれば私たちは受け入れられ、好かれ、愛されるのだ。愚かなことに、私たちはその声に耳を傾けてしまう。

ありのままに、心を開いて、があなたの価値ならば、なぜ富、名声、成功を得るまでそれを保留するのだろうか?なぜ今日から自分自身であることを始めないのか?人々に本当のあなたを見せよう。本当の存在に、真の自分になり、心を開こう。自分に尋ねてみよう。「本当の自分に少しでも近づくための言動や行動が何かできないだろうか?」

 価値に従って行動するのと同様に、まず小さな、短期間の目標から始めよう。

 たとえば会話やグループのディスカッションなどで、皆の承認を得るために本音を隠した発言をするのではなく、自分の本当の意見を吐露する。あるいは、すべてがうまくいっているふりをする代わりに、自分の人生で起きていることを皆と分かち合うこともできる。


【後半の当事者研究】

 今回は、「セクハラ」について意見交換した。

 セクハラになるかどうかは相手の受け止め方次第。そして、当事者間だけではなく、周囲の人が不快に感じているようであればその行動もセクハラとなる。

 現在の会社などでは、コンプライアンスが厳しく、細かくルールが定められ、ルールが守られているかどうかを監視され、違反があれば排除されるなど寛容さに欠ける傾向がある。

 だから、あるがままの自分として、心を開いて異性に近づいたり、コミュニケーションをとることが難しい。そして、恋愛はまだしも、性欲やセックスに関する話題はタブー視されている。

 現在、当グループでは男性のみが参加する機会が多いけれど、ファシリテーターの願望としては、女性が

参加していたとしても、恋バナに留まることなく、タブーや限界を超える挑戦をしていきたいのです。

 この願望に対するメンバーの意見はさまざまで、どちらかというとリスクが高いという方向でまとまりました。

 ちなみに、ミーティングの場でこそ紹介できませんでしたが、他県の自助会では、そんなことをテーマに

対話しているグループもあります。

 そうそう、終了時間間近にY氏が官能(ポルノ)小説のことを話題にしてくれました。

面白いキーワードなので紹介しておきます。

男の欲望の「望み」の文字を置き換えて、”欲棒”と書いてあったとのこと。

 60歳手前の私ですが、私のJrも毎日棒のように起立、きょうつけ、礼、休めを繰り返しています。


毎度のことですが、メンバー全員の合意を得ることが目標ではありません。大切なのは対話を続けることです。

※ 次回のミーティングは、2月8日(水)です。

AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
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