11月8日のMT結果:瞑想時の雑念への対処法

2023年11月08日

11月8日のミーティングは、久しぶりに参加なさった女性1人を含め女性3人、男性3人の計6人で行いました。

 読み合わせは、224ページから227ページまで進めました。おそらく来週でこの本(「ネガティブな感情」の魔法)が読了となることでしょう。

 今回は、普段とちがって後半に”瞑想時の雑念への対処法”についてワークをしました。

では、読み合わせ内容について振り返っておきます。

■ 思いきって心を裸にしてみよう

  誰にも見られていないように踊りなさい。誰にも聞かれていないように歌いなさい。一度も傷ついたことがないように愛しなさい。そして、ここが地上の楽園であるかのように生きなさい。

                      -マーク・トウェイン(作家)

 「生来、人間は社会的な生き物で、本能的に喜びを分かち合おうとする」―社会評論家バーバラ・エーレンライク

 ◆ 笑い、歌、ダンスの重要性

   私たちはうれしいときに笑い、歌い、踊りますが、次のような感情を抱いたときも、同じようにして気持ちを表現することがあります--孤独、悲しみ、興奮、愛、傷心、不安、恥、自信、確信、疑念、勇気、苦悩、恍惚など(これでもほんの一部です)……。

 笑い、歌、ダンスは、人と人を結び、感情と精神をつなげてくれます。

 羞恥心を乗り越えるにも、笑いが必要です。

たとえば、心を癒やしてくれる「理解を示す笑い」があります。

笑いは心と心を通わせる精神の形であり、言葉を使わなくても伝え合うことができます。「私も同じ気持ちです。わかります」と。

 本当の笑いとは、自分を卑下する皮肉な笑みでもなく、隠れみのとして使う痛々しい笑いでもありません。

「理解を示す笑い」は、経験を分かち合う力を生み、安らぎやつながりを形にします。それぞれが笑うのではなく、一緒に笑うのです。

 音楽は、思い出や深い感情を呼び覚ましてくれます。音楽には人の心を動かす力があります。

 ダンスは、世間の多くの人にとってとり入れづらいテーマのようです。大声で歌ったり、踊ったりするのが照れくさいのはわかります。しかし、人目を気にするからこそ、ダンスは文字どおり、体全体で自分のもろさを感じるチャンスです。

もう一つ体全体でもろさを感じる瞬間といえば、「裸になること」です。ほとんどの人が公の面前で弱みをさらけ出せないのは納得がいきます。

 人間の「踊りたいという願望」は子どもを見ればわかります。

「他人にどう思われるかに気をつけなさい」と大人から教えこまれるまで、子どもはみんな楽しそうに飛び跳ねています。上手でなくても、リズムに乗れなくても、いつも大喜びです。

「子どものころに愛したものは永遠に心に残る」―作家メアリー・ジョー・パトニー

これが本当なら、ダンス(踊り)はずっと私たちの心の中にあるでしょう。


【読み合わせ後の分かち合い】

● 冒頭のマーク・トウェインといえば「トムソーヤの冒険」、ハックルベリーフィンの自由な生き方に

憧れるとの分かち合いから、しばらく、子どもの頃に見ていたカルピス(又はハウス)名作劇場の話になりました。「小公女セーラ」「フランダースの犬」「赤毛のアン」「母をたずねて三千里」「愛少女ポリアンナ物語」などなど、宮崎駿監督の「アルプスの少女ハイジ」もこの中に入っていましたね。

● たままた出かけたショッピングセンターで、立花翼さんの歌を聞きました。”鈴虫の歌”を聞いたら

 昔の思い出とオーバーパップして泣けてきました。←自分の体験をうれし恥ずかし、はにかみながら語ってくれたAさんのご様子がとても印象に残りました。

● 「子どもの頃からエレクトーンを習っていた」や「子どもの頃は合奏部の入っていた」などで演奏する

 ことや歌うことが好き。

● 家族と出かけたときに車内で流れたいたのは、”カーペンターズ”でした。良い歌のはずですが、車内の

 空気が不穏だったので、今でも彼らの歌を聞くと悲しい気持ちになる。そして、私はカラオケボックスなどで人前で歌を歌ううことが苦手です。

● ファシリテーターの「小・中と義務教育で受けた音楽の授業はどうでしたか」との問いかけについては、比較的ネガティブな思い出を語る方が多かったようです。

● 私自身は、先生や生徒の前でテストを受けたハーモニカや笛の演奏が緊張でうまくできずに、それが

 トラウマになっています。また、人前で音読をするのも苦手で恥ずかしい思いをしていました。

 ただし、音読に関しては自助会での読み合わせを繰り返すことで克服できました。


【後半の当事者研究】

今回は、瞑想時の雑念への対処法"についてワークをしました。

ワークの内容は、次のとおりです。

  • ① 楽な姿勢で坐り、自然に背筋を真っ直ぐにして、呼吸に意識を向けて5分間ほど瞑想します。雑念が生じたら、雑念に対して自分がどんな対応をしているのかを観察します。

  • ② 次に私(にこっと)対みなさんで雑念に対する対応の仕方を探求します。みなさんは瞑想者になって自然体で座ります。私は雑念の役になって、カラスを使って雑念が瞑想者の前に現れ出てくる様子を演じます。みなさんは目の前に出てきたカラスに対して、瞑想中に出てきた雑念に対して自分が取った対応を動作でやってみます。

    しばらくこのやり取りを自由に動いて落ち着きどころを探します。   

  • ③ ②の対応法が一段落したら、役割を交代します。今度は、みなさんに雑念の役をしてもらいます。私が瞑想者役になりますので、雑念役のみなさんは、私の瞑想を邪魔してください。

    追っ払われたり、無視されたり、押し込められたらどんな感じがするのかを感じてみてください。

    ④ 次に②③の体験を踏まえて、どのようにしたら出てきた雑念も自分も落ち着くような対応がで きるかを分かち合いましょう。

【ワーク後の分かち合い】

 いろいろな感想が分かち合われましたけれど、今この瞬間の私が疲れてきたので記録を省略します。


☆☆ 次回のミーティンは、11月15日に行います。☆☆





 

 

   


 

  

AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
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