10月5日のMT結果:拡張がうまくいかない時は

2022年10月06日

 10月5日のミーティングは、久しぶり参加の女性1名を加えて5人でした。読み会わせは、第14章拡張がうまくいかない時P140~P149まででした。

この章は、ほとんどQ&A形式となっているので要約が難しいのですが、特に印象に残ったものを記録しておきます。

○ 拡張の実践は、シンプルだが、容易ではない。←ACoAのハンドブックにも同じような言葉があります。

 「このプログラムは、単純だけど取り組むのは容易ではない」と。

○ 行動が重要。思考や感情とは違い、行動はかなりの程度コントロールできす。価値も、感情が原因で道から外れそうな時にあなたを導き、動機づけることができる。

自分の中の最も深い価値に従って行動することは満足と充実をもたらす。時にそれが恐怖に向き合う結果になったとしても。

満足や喜び、愛などの好ましい感情は、価値に従って生きることの副産物だ。だがそれだけではない。他の副産物、恐怖や悲しみ、怒り、フラストレーション、失望などの不快な感情も生まれる。これらなしに、心地よい感情だけを得ることは不可能だ。だからこそ、心地よさ、中立的状態、不快感などすべてを容認することを学ぶことが大切なのだ。

○ 著者の厄介な感情の対処方法の例

  私か家庭医をしていた頃、小さい子供の怪我の縫合をするのが本当に嫌いだった。子供たちは震え上がり、両親に押さえつけられながら大声で泣き叫んだ。私はサディストになった気がした。

 ひどく不安で手も震えた。これは嫌な感情には違いないが、それに対して腹を立てればますます震えがひどくなっただろう。手が震えるのは好ましくないが、私はそれをコントロールできなかった。本当に緊張した時、手はどうしても震えてしまう(私は爆弾処理係にはなれないだろう)。こうした状況での賢明な行動は受容することだ。私は子供の親に言ったものだ。「縫う時に私の手が震えるかもしれませんが、ご心配なく。子供に縫合する時はいつもそうなるんです。それでもうまくいくので大丈夫です」。縫合を始めると、手は徐々に安定してくる(いつもではなかったが、安定しない時でも容認してしまえば状況はずっと良くなった)。強い感情に支配されるとあらゆるぎこちない動きが起こる。赤面、痙學、発汗、胃痙學や勃起不全、不感症、気絶やおう吐など。これらの反応は多くの場合、悪あがきのスイッチがオンになっているせいで起こる。スイッチがオンだと感情は増幅され(不安のせいでさらに不安になるなど)体の反応はますます大きくなる。スイッチがオフなら感情は小さく、すぐに去っていく。体が示す反応も小さい。反応に抵抗するより容認する方が物事ははるかにうまくいく。抵抗すれば感情も反応も強くなる。

 このプロセスには常に二つの段階、アクセプタンス(受容)と行動があるということだ。体の反応を受け入れることは最初のステップである。何か他に効果的な方法があるなら、ぜひ実行してほしい。ない場合は受容が最善の方法となる。



A=Accept 心考と感情を受容する。

C=Connect 自分の価値とつながる

T=Take effective Action 効果的な行動をする。

後半の当事者研究は、ほぼ雑談でした。”人前で話す時の不安や緊張感”についてや”便秘や下痢”に関する体験を語り合いました。  

AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
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