10月25日のMT結果:不安を感じるときどうする?

2023年10月26日

 10月25日のミーティングは、男性3名、女性2名の5名で行いました。読み合わせは、202ページから210ページまで進めました。おかげさまで、最近私の気分体調は良好で数字で表すと90%以上を維持しています。

 では、読み合わせ内容を振り返ります。

■ 不安は「避ける」より、「向き合う」といい

  自問「不安にかられたたときでも、心が折れない方法はあるのか?」

  自答「不安への対処方法よりも、不安を減らす方法が必要」

  おちついて見える人達は、不安がないわけでもないし、不安を嫌っているわけでもありません。不安にちゃんと気づいているのです。実際、不安に直面しても、翻弄されたりしません。日頃から平常心と静けさを育み、不安に対処しています。

■ 自分が感じる「不安」も「平常心」も他人に伝染しやすい

  平常心でいられる人は、複雑な状況下でもバランスのとれた見方をして、恐怖や怒りなどの強烈な感情に流されず、自分の本当の気持ちを感じとろうとします

 「不安は伝染しやすいものですが、平常心も同じ」だと仮定したとき、自分にこう問うてみる。

 今感じている不安を周囲の人に伝染させたいか、それとも、平常心を忘れず、周囲の人を癒したいか?

■ 不安ではなく、癒しを与えたいならば

  不安ではなく、癒しを与えたいならば、平常心を身につける努力をしてみましょう。

  ○ たとえば、相手に何かネガティブなことを言われたらすぐ返事をせず、10秒間考えてみてください。あるいは、相手に「わかりません。もう少し考えさせていただけますか」と伝えましょう。

  ○ また、自分がどんなとき感情に押し流されてしまうかを知り、冷静に対応する方法を探っておくととても効果的です。

 しかし、成長の段階で「穏やかさの保ち方」を身につけることができなかった人もいるでしょう。そういう場合、動揺してしまったときは、なかなか「落ち着いて」と言われてもできないものです。

なので、まず深呼吸します。反応を示すまえに一回、ゆったりと呼吸するだけで気持ちが少し落ち着きます。そして、胸の中でこう言います。「パニックになりそう!でも、パニックになってもいい理由がある?パニックになって、何かいいことがある?」 

☆ この部分は、後半の当事者研究の部でも触れました。☆

■ ときには、する時間よりも何もしない時間を持つ

   心の静寂を保つためには、瞑想を勧められるけれど、瞑想というもの自体を理解できませんでした。いくら瞑想しようとしても、ただそのふりをしているだけのように感じました。

結局、「考えてはいけない」ということを、ずっと考えてしまうのです。

「いいわ、何も考えないようにしよう、何も。ミルク、おむつ、洗剤……、ああ、もう、やめやめ!考えないのよ。考えない……あれ、まだ五分も経っていない?」

 じっと座るたびに不安が襲ってきました。私にとっての静けさとは、足を組んで床に座り、何とかして「無」に集中しようとすることでした。 

 しかし、この方法は間違っていました。

 静けさとは「無」に集中することでなく、頭の中に何もない「空っぽの空間」をつくることです。

 思考に邪魔されない空間を切り開き、感じ、考え、夢を見て、自分自身に問いかけられるようになる。

☆ 私たちは、過去のミーティングで、この方法を練習していました。☆

 親や先生は、四六時中「静かに!」「じっとして!」と叫んでいましたが、実際のところ、お手本は示してくれませんでした。ますます複雑化するいまの世の中では、「やらない時間」や「することを減らす時間」が必要です。

 いま、ストレスや不安が生活の中心になっていれば、静かで穏やかな心というのは、そう簡単に育むことはできないかもしれません。しかし、少しずつきちんと向き合っていけば、不安は減り、自分の行動、人生の目的、生きる意義をつくっていくことができるのです。



【当事者研究】

 ファシリテーターからの問いかけ:

 ① 禅に「只管打坐」という言葉がありますが、ただ座っているだけでは、心の中の静寂も

 悟りを得る方法が分からいない。修行僧の中には、30年間も座り続けているけれど、悟り得る

 ことができないなんで方もいるそうです。

  ですから、今回読んだ資料を参考にして、無になることを意識を集中させるよりも、頭の中の

余白を拡げていくようにすることの方が効果的のようです。

 ② ところで、自分が不安でパニックに陥りそうなとき、側にいる人から「落ち着いて」と

  言われた時、どんな気持ちになりますか?

 メンバーの意見:

 ②については、「自分が否定された気分になる」「落ち着いてと言われて、落ち着けるものではない」

 などの意見がありました。

 そんな意見があるもののつい他人には「落ち着いて」と言ってしまう自分もいます。

 ならば、どうしたら良いのか?

 不安に感じパニックになりそうな人に対しては、自傷行為や他人を害する行動に出ないように配慮しながら、しばらくの間、何も言わずにに側にいてあげるだけという方法もあるのでは・・・・


T氏の問いかけ:

「自分はカッとなることが多い。落ちついて対処することが苦手です。瞑想も苦手です。

例えば、危険な運転をする人に遭遇すると、相手に文句を言ってケンカに発展することも

あるのです。みなさんは、どんな方法で、心を落ち着けていますか」

Nの意見:「自分は、自分の正義感による衝動性を抑える練習の機会だと捉え、出来るだけ

文句を言わないことにしています」

Tさんの意見:「ミーティングは、よく自分の中の過剰な正義感や○○すべきのべき思考が良くないって

聴くけれど、それが必ずしも良くないとは言えません」「べき思考が強い人は、責任感も強いので仕事

を安心して任せることができ、きちんとやり遂げてくれます」「人の性格は様々で、外向的な人も内向的な

人もいます。陰と陽それぞれ必要であり、組織内でも、自分の中でも、いろいろな個性が調和できていると

良いのでは」

R氏の意見:「心を落ち着ける方法には、マインドフルネスもあり、意識を過去の出来事や未来に向けず

今この瞬間だけに集中させたり、ただ呼吸に集中させたりすることです」

Nの意見:「エゴグラムでは、自分の中に5つの性格が存在しその強弱があるそうです。

機能不全の親に育てられると、AC(従順性)が強くなる。機能不全の親とは、子どもの子どもらしさを尊重できていないって人でもあります」

Aさんの意見:「以前エゴグラム検査をしたとき、私はACが高かった。子どものころを思い出すと、子どもの私が親を慰めることが多かったようです」

Nの意見:「”わがまま”や”甘え”は良くないと教えられがちですが、大人になった今でも”わがまま”や自分を

甘やかすこと、多少はずるをすることを許すことができるようになると、周りの人に対する許容力を強くなり、その人の自由や個性を尊重し、許せるようになることもあります」


☆☆ 次回のミーティングは、11月1日(水)に行います。☆☆


AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
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