掬えない

2022年06月20日

6月19日は、仲間と一緒にスイーツパラダイスに行ってフェローをしました。

参加者の9割は男性でした。が、スイーツの食べ放題でハーゲンダッツも食べ放題です。

そこでの「掬えない」お話です。

ACからの回復を目指す私は、元来他人に気を遣い過ぎる傾向があります。

自分が、先にスイーツを取ろうと手を延ばしている横から、他の女性が手を出す

だけで緊張し自分の手を引っ込めてしまいます。

そんな私が、食べ放談の終盤にハーゲンダッツのコーナーに向かいました。

私の後ろには見知らぬ男性が、順番を待っています。

このシュチエーションでも私は緊張するのです。

「すいません」「すいません」と口にしつつ、アイスを掬うスプーンに力を込めるのですが、

なかなか掬えないのです。

スプーンが奥深くに刺さらずに、うわべだげを軽くかすめることを繰り返し、そしてまた

後ろの男性に「すみません」を連呼する。

この状況で、自分の中のもうひとりの私は、「他人のことを気にしないで堂々としていればいい」

「少しくらい待たせたって問題はないだろ」と説教しているけれど同じ動作の繰り返しです。

結局は、うわべだけのアイスを少しばかりカップに入れて席に戻りました。

 席に戻ると、この一部始終を見ていた仲間が、わたしがオロオロしていたことをしゃべっていました。

昔の私だったら強がって、「そんなことはない」などと言い訳をしていただろうけれど、そこは弱さの

情報公開です。

素直に、「はい、そのとおり、とても困っていました」と認めた次第です。

お粗末様です。ありがとうございます。

AC当事者研究会 (事務局:世界聴き方研究会)
ミーティング会場:ふくふくプラザ
Powered by Webnode Cookie
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう