回復への旅のガイド
『他の人たちを治すこと』と『聴くこと』の違いを学ぶ
子どもの頃の私たちは、自分の行動によって親を治そうとしたり、コントロールしようとしていた。 この会で私たちは、自分自身の世話をすることを学んでいます。私たちは、他の人が、感情的になっているときは、慰めたり、ハグしたりすることなく静かに自己の感情を感じてもらうようにしています。
ただし、ソーシャルスキルトレーニング中は、練習の一環として、あなたに触れたり、ハグしたり、対象のロールモデルとして言葉がけを行うこともあります。
AC当事者研究は治療ではない
私たちは、いくら研究や練習を重ねる機会を得たとしても、他の仲間を回復させたり、治療できないことを認めます。私たちの周辺ではセラピストやカウンセラーの活用が普及していないので、セルフへルプ技法を研鑽します。
その為に、参考となる図書の読み合わせをおこない、そこに書かれているワークにチャレンジしてみます。
そして、親や身近な大人から学ぶことが出来なかった知識やスキル、自分の正しい助け方を学び、身につけ、安全な場所で練習することであなたを含め、私たちの生き辛さの解消を試みます。
優先することは、今、この瞬間の自分の心が平安であるかどうかを確認することです。
過去は変えられない
この会においては、過去を掘り下げ、原因を分析することはできるだけ避けます。起きてしまった過去は変えることができません。
出来ることは、その過去に対する今現在の認識や、現在のコミュニケーションの在り方を変えることです。